ホテルDXを進める上で、最も重要なのは「どのパートナーと組むか」です。安価なSIerに任せきりで、現場の運用に合わないシステムが出来上がってしまうケースは少なくありません。
本記事では、ホテル業界に特化したDXパートナー選びの7つの基準を、ReeDotの実務経験からご紹介します。
基準①:ホテル業界の現場を理解しているか
ナイトオーディット、フロントシフト、清掃ルート、OTA予約、レイトチェックアウトなど、ホテル業務特有の知識がなければ、使えるシステムは生まれません。
パートナー選びの第一条件は、ホテル・旅館の現場オペレーションを言語化できるかどうです。
基準②:業務課題から入るか、技術ありきで進めるか
- AIやDXは目的ではなく、人手不足・業務負担・顧客体験向上の課題解決手段である
- 現場の業務棚卸しから始めるパートナーが望ましい
- 「この技術を入れましょう」と先に製品を持ち出すタイプは要注意
基準③:PoCから本格導入まで伴走できるか
DXは導入がゴールではなく、現場に定着して初めて価値が生まれます。小さく試せるPoC(試験導入)から、本格展開、運用定着、教育まで一貫して支援できる体制があるか確認しましょう。
基準④:既存システムとの連携実績
- PMS・サイトコントローラー・CRM・勤怠・会計システムとの連携経験
- API仕様が不明確な国産PMSへの対応力
- クラウドネイティブとレガシー双方の知見
基準⑤:オーダーメイド開発ができるか
既製品で十分なケースもありますが、独自のブランド体験や複雑な運用を実現したい場合、オーダーメイド開発が必要です。パッケージ販売のみの会社では、現場の細かいニーズに対応しきれません。
基準⑥:AI研修や運用教育までカバーしているか
システムを入れても、現場スタッフが使いこなせなければ意味がありません。生成AI活用や業務システム操作の研修プログラムを持つパートナーは、定着率が大きく異なります。
基準⑦:セキュリティとコンプライアンス対応
- 個人情報・宿泊者情報の取り扱いポリシー
- PCI DSS対応や決済連携の知見
- システム稼働率と障害時の対応体制
